世界は意外とせまい

海外を転々としており、昨年3月からコロナ禍でミャンマーでの娘と子連れ単身赴任を終えて実家に帰ってきました。久しぶりの日本の生活、バイリンガル子育て、日本や世界の時事問題など気になることをつらつらと書いています。

便利なような、不便なような。〜ミャンマーのATMカード〜

ミャンマーでは給与がドル払いのため、銀行はドル口座のみを持っていました。が、3年目にしてやっとチャット口座を開設しました。

 

チャット口座は、デビットカードが使えるという利点は知っていましたが、必要性を感じていませんでした。3年前に当地に来た時は、銀行そのものへの信頼が低く、銀行が2週間閉まったこともあったみたいなので、ある程度の額を現金で金庫に保管する必要があったので、常に自宅に現金がある状態で、あまりATMを使う意義がわからなかった。また、カードを使えるお店もほとんどなかったので、利点もあんまりなかったし。また、口座開設も大変そうだなと勝手に思っていました。

 

ところが、実際に使ってみると、なんで今まで開設してなかったんだろうと思うくらい便利です。ものの30分くらいで口座開設からデビットカードの発行までできてしまって、日本よりも早いじゃん。

 

そして、色々便利です。

 

結構最近はどこもカードが使えてほとんどキャッシュレス生活。これまでは、数ヶ月に一度、銀行に行ってまとめて5000ドル分とかチャットに換金して、現金を自宅の金庫に保管して使っていました。これからは必要な額だけとATMでおろせばいいので、現金を抱える必要もない。

 

ドル口座から、アプリ上で使う分だけチャットに移す方式なので、仮にハッキングとかされてもほとんどチャットは入っていないので、お金を盗まれる心配もない。

 

銀行のアプリ上でなぜかプリペイドの携帯にトップアップできる機能があり、これまでトップアップカードを買って、銀色部分をコインで削って、みたいな作業も不要に。

 

GrabもGrab Payで直接カードにチャージできるので、小銭も必要なった。

 

と、本当に満足していたのですが、思わぬ落とし穴がありました。

 

今日は月末なので、使用人のお給料を支払うために昨日の夕方ATMに行ってみると、なぜか引き落としの選択が画面上でできない。え?ひょっとして、ATM営業時間内しか使えない?それじゃ、マシーンの意味ないじゃん。と思っていたら、なんとマシーンに現金がなくなったとのこと。月末ではよくあることとか。結局、翌日11時頃に現金を補充するまでお金がおろせませんでした。

 

銀行よ、それでいいのか。そういえば、ミャンマーではこういうのよくあります。スーパーで、普通に手に入るべきものが急になくなったかと思うと、数ヶ月補充がなかったりと。データを蓄積して、傾向と対策を練るみたいな習慣はこの国にはないみたいです。

 

もっと、頑張ってほしいなぁと思うところでした。