世界は意外とせまい

海外を転々としており、昨年3月からコロナ禍でミャンマーでの娘と子連れ単身赴任を終えて実家に帰ってきました。久しぶりの日本の生活、バイリンガル子育て、日本や世界の時事問題など気になることをつらつらと書いています。

iPad mini 5とApple Pencilを使って、念願の「紙ノートから完全卒業」を果たしました(仕事編)

 数年前からiPad miniを使っていて、この片手で持てる軽さと機能性がとても気に入っていて、仕事でもプライベートでも大活躍していました。この旧型 iPad mini、大好きなんですが、唯一の不満が、Apple Pencilとの互換性がなかったこと。普段仕事では、iPad miniと紙のノートを持ち歩いて仕事をしていましたが、これが一つにまとめられたらどんなにいいかと思っていましたが、Apple PencilはiPadiPad Proしか互換性なかったんですよね。WacomのBamboo Stylusも試しましたが、書き心地が全くダメでした。でも、miniの大きさが気に入っていたので、Proに切り替える気にもなれず、辛抱強くApple Pencilとの互換性があるminiが出るのを待っていました。

 

 そして、満をじして出てきたiPad mini 5。ちょうど4月の一時帰国時と重なったので、その時に購入してミャンマーに戻りました。久しぶりの新型モデルなのに先行予約も待ちもなく買えました。miniってあんまり世間では人気ないんでしょうかね?

 

 購入から5ヶ月ほど経って、色々試行錯誤の末、定番の使い方が落ち着いてきたので、ここでご紹介したいと思います。

 

 まず、iPadを使う上での、私が置かれた環境についてお伝えすると、

・職場はデスクトップのみ。職場のPCではGoogle, DropBoxの使用は不可。USBメモリーの使用も不可。

・自宅用のコンピューターは、Macbook Pro。仕事のメールの閲覧不可。

 

1)手書きノートはNote使用

 手書きノートは色々試しましたが、最終的にiPadに元々入っているNoteを使っています。と言うのも、Apple Pencilの性能はminiレベルではまだ発展途上で、Evernote よりも、AppleのNoteの方が確実に書き心地が良いからです。

 

 手書きノートは面談ごとに作成しています。最初の行は、「〇〇との面談」「〇〇会議」と言うタイトルの後、「DDMMYYYY」で日付を入力して、その下に手書きノートでメモを取ります。このように手書きでもタイトルだけはタイピング入力しておくことで、後で簡単に過去のノートの検索ができます。

 

 たくさん聞き取りしなければいけない時は手書きですが、要点のみで良い場合はiPad上にタイピング入力で書くこともありませすが、手書きモードを使うことが多いです。Noteで軸線を入れることができ、軸線の幅も選べて便利です。普通のノートを取る時のように使えます。

 

 この他、Noteにはブックマークをつけるなど色々機能があるみたいですが、今のところ、仕事用のフォルダーを作る程度で困ってはいません。Noteに添付資料をつける機能もありますが、こちらも最近は使っていません。資料などの整理はもう一つのノートアプリであるEvernoteを使っています。

 

2)資料整理はEvernote Premiumを使用

 情報の整理にはEvernoteを使っています。ノートアプリも色々試した結果、以前から無料版を利用していて親しみもあったEvernoteをPremium版にアップグレードして使用しています。7.99ドル/月かかっています。高いのか安いのか、よくわかりませんが、他のクラウドは使用していないので、まあ良いかなと。創設者でアプリに開発をした

 

evernote.com

  先ほど、手書きノートはNoteで記入している話をしました。当初はノートで作成されたメモをEvernoteに送って、参考資料などを一つのノートにまとめて使っていたのですが、これが結構面倒臭くて効率が悪ので、今は、今後参照する可能性がある資料のみをEvernoteに送って、手書きのノートはNoteにそのまま保存しています。

 

 ノートソフトのフォルダーやノートの整理の仕方は色々な流派があるようですね。私は色々ネットで調べて、下のソフトを参考にしました(英語ですみませんが)。

 

youtu.be

 

 ノートは大きく、「Inbox」「仕事用」「プライベート用」「プライベート用(アーカイブ)」の4つのStackに分けています。StackはEvernote用語ですが、PCで言うところのフォルダーと考えて結構だと思います。

 

 Evernoteは時々参照する必要がある資料を整理するために使用していて、ウェブページやメールから簡単に資料を送る事ができて便利です。

 

 Stack(もしくはフォルダー)は用途に合わせて作れば良いと思いますが、このサイトで学んだ「Inbox」は、時間がないけどとりあえずEvernote上に保存しておきたいときに、このInboxに放り込んでおいて、あとから整理するのに便利なのでオススメです。メールをEvernoteに送信する時にも、自動的にこのInboxに入るよう設定しています。

 

 

 3)EvernoteでのApple Pencilの使用

 手書きノートはほとんどNoteで保存していると話しましたが、EvernoteでもApple Pencilを使用することがあります。それが、データ資料への手書きメモです。

 

 会議資料にそのまま手書きで書いて、それを保存したい時ってありますよね。特にセミナーなどでメモは少なめに、でもパワポの資料の中のメモ書きを残しておきたいと言うときには、印刷した配布資料に手書きをして、それをPDF化する方法もあると思います。ただ、これでは、紙がもったいない。Apple Pencilを使うと、そのまま資料に手書きで記入したものをデータとして保存できます。(私の場合にはEvernoteに保存)

 

 ただ、ここでネックなのが、Evernote上に保存した資料は修正・更新ができないこと。なので、私は以下の方法で手書きメモを挿入して保存しています。

 

パワポ・プレゼン資料に手書きメモ>

パワポ資料をiBookにPDFとして保存。(パワポファイルのままでは保存できない)

※私の場合、職場のメールはMicrosoftのため、職場メールからiPadGmailを通じて送信。→iPadで開いて、iBookに保存しています。

パワポやワード文書からPDFに変換すると図表などがうまく載らない事があります😓

iBookの手書き入力機能を使って、PDF上に手書きメモを挿入。

③メモ挿入・保存をしたら、iBookからEvernoteに送付し、ノートとして保存。

 

これで、印刷して、スキャンする手間も省けて便利です。紙での印刷も回避できてエコにも貢献👍

 

 

4)おまけにEvernoteの向き不向き

 Evernoteは日常的に使う資料と言うよりは、資料・情報のアーカイブとして使用するのに向いている気がします。Evernote上の資料に手書き修正を簡単に加えられるようになったらもう少しに日常的に使用する文書の保存もありかと思いますが。そのため、To Doリストやカレンダーの管理などはEvernoteは全く使っていません。

 向いているのは、過去の情報を振り返ったり、断続的にある色々なメモを一つにまとめたりと言う情報整理にはとても良いと思います。Macbookでもアプリを使えるのも便利です。

 

 上記の面倒なプロセスを踏まなければいけないと言う問題はありつつ、無理だと思っていた念願の紙ノートからの完全卒業を果たしており、まずまず現状に満足です。

 

ご興味ある方、ぜひ試していただけたらと思います。