世界は意外とせまい

海外を転々としており、昨年3月からコロナ禍でミャンマーでの娘と子連れ単身赴任を終えて実家に帰ってきました。久しぶりの日本の生活、バイリンガル子育て、日本や世界の時事問題など気になることをつらつらと書いています。

スジエビが、脱皮しました。

いつものように朝、娘が水槽のドジョウとエビに餌をあげていたところ、「あっ、エビが皮脱いでる!」と叫びました。見ると、確かにエビの皮がすっぽり脱げていました。

 

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分かりにくいですが、これが皮。

先週我が家にやってきたスジエビのスージー、食欲も旺盛でめちゃめちゃ良い順応ぶりだったのが、昨日はなんだかよく寝るなぁと思っていたら、脱皮の準備していたんですね。

 

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本人は元気に泳いでいます。

皮はそのままですが、たまにスージーは皮を食べるような素振りを見せています。食べてまた丈夫な皮を作るんでしょうかね。飼い始めて1週間もたっていないのに、いきなり脱皮してこれからどんだけ大きくなるんでしょうか?睡蓮鉢のバクテリアが落ち着いたら彼方に移すかどうか考えたいと思います。(屋内の方が確実に快適だとは思いますが)

GW2021。睡蓮鉢ビオトープ始動。

連休4日目は天気も良かったけど、出かけるのもなぁと思っていたので、そろそろ睡蓮の準備でもと思って以前購入した睡蓮の本を読み返していたら、5月の早い時期に植えた方が良いとあって慌ててホームセンターで睡蓮鉢と睡蓮を買ってきました。

 

↓こちらの本です。睡蓮の写真がとっても綺麗で、見ているだけで癒されます。育て方も初心者にもとても分かりやすくて、オススメです。

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通常、睡蓮は7月頃が開花ですが、少なくとも私が住む関東近辺で売られている種類は耐寒性(温帯性)睡蓮がほとんどなんですね。この睡蓮、5月から9月くらいまで花をつけるみたいで、植えるなら5月初旬からなるべく早く植えるようにとありました。

 

必要なものは近所のホームセンターで全て手に入りました。睡蓮鉢は移動がしやすいようプラスチックの50cmくらいのを、植える用の植木鉢は以前切り花が入っていた穴の空いていないプラスチックの容器(17cm)を使いました。土は睡蓮用の土というのがあったので、それを購入。固形肥料も買いました。まず、苗を少しほぐして、黒くなっていて匂いがある土部分はどうしていいかわからないので捨てました。土を1センチくらい入れたところで、大粒の化学肥料を5粒ほど入れて、苗を入れ、株元が被らないように注意して周りに土を入れました。本には赤玉土の細粒を使うとありましたが、購入した土はかなり荒目でしたが、ちょっとぎゅっぎゅっと押し気味でとにかく植えてみました。そして、メダカを入れるためにメダカ用の土を睡蓮鉢の底に敷き、苗鉢を少し傾ける形で沈めました(苗に傾けるように指示があったので)。苗には株元から水面まで10-20cmくらいになるようにとありました。測ってみるとギリギリ10cmくらいかなってとこです。睡蓮鉢は深すぎるかなと思ったのですが、こんなもんでちょうど良いんですね。

 

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出来上がりはこんな感じ。花芽が2つ見えるので、今後これが咲くのかどうか楽しみです。

これから少しずつ、水草や生き物を入れたりして楽しみたいと思います。

 

 

 

GW 2021。田んぼからドジョウとエビを養子にに迎えました。

今日はGW2日目、コロナでどこにも行く気がしなかったのですが、いつも参加している米作りの谷津田で自然観察会があり、友達家族も行くと言うので私も娘と参加してきました。よく晴れていますが、涼しい風が吹いており、観察会には最適の日和でした。

 

4月の自然観察会も参加しましたが、1ヶ月でだいぶ草花の種類が変わっていました。

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クサイチゴの実。酸味が少なく、当たると甘くて美味しい。よく似たヘビイチゴはまずいらしいので注意。

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金蘭(キンラン)の花が可愛いですね。

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なぜかとっても気に入ったのが、この虫。ツマグロオオヨコバイと言うコガネムシなんかの仲間らしいです。羽が綺麗な色をしています。突くと横ばいするからその名がついたらしいですが、突いてみたけど飛んでいってしまいました😓。

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田んぼの苗も育っていました。再来週は田植えです。

生き物も色々捕まえました。メダカは睡蓮鉢の用意ができたらと思っていたので、飼いやすいシマドジョウとスジエビを持って帰ることにしました。

 

自然保護区のため、「生き物は持ち帰らない。持ち込まない」が基本ですが、子供が生き物を育てて観察することは重要と言うことで、教育のために持ち帰ることは許可されています。自然保護活動のメンバーには先生方も多く含まれていて、こうした柔軟な対応がされていることがさすがだなと思いました。その代わり、一度飼ったら、必ず最期まで面倒を見ること。なので基本は増えないようにつがいは避けて、一匹ずつもらってきました。

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元気に育っています。

外飼いしたかったのですが、娘がどうしても家の中で飼いたいと言うので、娘の部屋に水槽を入れて飼っています。泥を好みますが、砂でも良いとのことなので、熱帯魚用の砂を入れてあげました。ドジョウはえら呼吸の他、腸や皮膚からも呼吸ができるので、少々の環境負荷はへっちゃららしいです。エサも1ヶ月くらい食べなくても平気とか。なので、ポンプを入れた我が家の環境は多分、快適じゃないかな、と。

 

一つ、誤算だったのは、エビくんは睡蓮鉢ビオトープを作ったら藻を食べるのに活躍してもらおうと思って養子に迎えたのに、スジエビ君は肉食性が強いので、あんまり藻は食べないそうです。しかも、結構獰猛でメダカとかも食べちゃうらしいです。次回は、ヌマエビを頑張って探そうと思います😆。

 

 

合唱コンクールが強い学校が良い学校?

我が家は朝はNHKニュースなのですが、今朝のおはよう日本で、ある高校の「サス研」の活動について取り上げていました。サス研とは、サステイナブル研究部の略で、SDGsの達成のための活動を進める部です。ゴミ拾い運動から、古着を集めてワクチンの寄付に貢献したりと色々な活動をしているそうです。部員が少なく、廃部の危機であり、自分たちで考えて、校内イベントを開催して部員の勧誘を行ったり、そのイベントの宣伝も自分たちでやっています。誰に指示されるわけでもなく、自らが考えてやるべきことを選択して活動していて、素晴らしいと思いました。

 

そして、ぼんやり思うこと。

 

部活動って、これが理想的な姿だなと。現在、教員の過酷な長時間労働が問題になっていて、その中でも部活指導が長時間労働の最大の原因の一つとか。私自身、中高とやりたいこともなく、運動も嫌いなのになんとなく運動系の部活に入っていましたが、別にそのスポーツが好きなわけでも体育会系が好きなわけでも(むしろ嫌い)ないので、自分も楽しくないし、きっと指導されていた先生も面白くなかったと思う。最近の部活動の議論の中で、(過去の自分のように)無気力に生きている子供達が街を彷徨くと悪さするかもしれないから、部活と称して放課後学校に引き止めておくという側面があるときいて驚きました。街に出れば悪さすると思っているって、生徒のことを信じていないなと思うし、それに付き合わされて勤務時間外にベビーシッターさせられている教員はやってられないなと。

 

 

部活は完全にボランティアベースでやりたい人がやるのがまず第一原則だと思います。社会に出て、世の中面白いもの、気になるもので溢れていることを知りました。でも、自分も含めてあの時は面白いこと夢中になれるものが見つからなかった。それって、周りにそうしたものがなかったわけではなくて、自分で考えてやりたいことを見つけて、それを実行する方法を知らなかったことが問題なんだと思います。だから、これからの子供達には、そうした夢中になれるものを自分で見つけられる力をつけて欲しいと思います。

 

前置きが長くなりましたが、そこで思い出すのが、数年前に仕事でお邪魔した中学校の先生。その学校は私立大の付属校でした。音響設備が整ったコンサートホールがあり、近郊の公立中学校がホールを借りて合唱コンクールを行っていました。案内してくれた先生が、「合唱コンクールは教育にとってとっても大事。合唱コンクールを見ていると、その学校の状態が分かる。この学校は数年前まで荒れていたけど、今日の歌をきいたら、もうこの学校は大丈夫」とおっしゃっていました。

 

そこで感じた違和感。合唱コンクールは本当にその学校の良さを示すものなのでしょうか?

 

まず、私自身、合唱コンクール大嫌いでした。学校が決めた、学校推薦唱歌みたいな古臭い歌をみんなで歌わされ、連日授業時間や放課後を使って練習させられるこの行為になんの意味があるのか、どうしても納得できなかった。要は、集団で何かをやらされるのが嫌いなんです。そんな合唱コンクールでいい歌を歌う生徒って、教員や親目線で見たら「良い子」かもしれないけれど、本当に自分たちが主体的に歌っているのか、楽しんでいるのかは大変疑問です。

 

今朝、「サス研」の子供たちを見ていて、あの時の違和感がここにあったことにやっと気がつきました。私が思う理想の子供たちの姿は、合唱コンクールで決められた歌を一生懸命歌う集団ではなく、自分でやりたいことを考えて、活動して、自分の周りや社会を変える子供たちなんだと。学校(そして保護者も)の役割は、そうした自分のやりたい方の見つけ方、取り組み方を教えてあげることなんだと思います。それって、教える方にも余裕がないとできない。だから、教員の業務負荷はやっぱり軽減してあげないといけないと思います。

 

といいつつ、娘には色々と習い事をさせてしまっていますが、自戒も含めつつ、どうやったらそうする力を身に付けさせてあげられるかなとぼんやり考えています。

勉強がなかなか始まらない。

仕事を辞めて早十日が過ぎましたが、予定していたお勉強の再開がなかなか進みません(涙)。娘が小学校に入学したけど、まだ給食が始まっていないというのもあるけど、それ以上に、今、ラグビートップリーグをやっていて、ゲームを録画しては夜な夜な気になる試合を観ています。最近の日本のラグビーは本当に色々見所ありです。

 

ラグビーって、本当に面白いスポーツだと思います。タックルは格闘技見ているように爽快だし、非常に戦略的で知的なスポーツ。2メートルを超える巨人みたいな選手も、160ちょいの小柄な選手もそれぞれ自分の体型を生かせるというのも面白い。そして、他の球技と比べて格段にチームワークを必要とするので、チームの一体感が半端ない。サッカーや野球ではスター選手見たいのが一人いてどんどん点が入ったりするけど、ラグビーはスター選手がいるからといってトライは簡単にはできない。緻密な計算によるチームプレーがあったやっとトライに繋がる。なので、ラグビーのスター選手は他のスポーツと比べてとても謙虚(な気がする)。

 

日本ラグビーも最近本当に強くなったことで、ラグビー人気も上がってきて、外国の有名選手が日本でプレーしているということ。特に、季節が反対の南半球の選手はオフシーズンに日本に来てプレーすると3−4倍のお金になるらしい。もう、トップリーグは半分、オーストラリア、ニュージーランド、南アのスター選手を見に来ている様なもん。特にトヨタフーパー(オーストラリア代表チーム主将)とサントリーのボーデン・バレット(NZの名バックス)の戦いとか痺れる。

 

それから、私の一押しの松島幸太郎選手はフランスのクレルモンで頑張っていますね。日本代表ではウィングが多かったけど、クレルモンでは15番もやっているみたいです。JCOMでくれるもんの試合もやってくれていて、松島が出てる試合が見られるのが嬉しい。

 

そして明日、6月の強化試合の日本代表チームが発表されるみたいです。トップリーグでチーム2年目で活躍している選手とかも結構いて、これからの日本ラグビー本当に楽しみ。2023年まで待てない。

 

www.rugby-japan.jp

 

というわけで、お勉強もぼちぼち、シーズンオフまではラグビー見守ります。

コメづくり(その2)苗床づくり

コメづくり第2回目は、4月初旬。2週間前におとづれた時は、七草粥ができるくらい春の草花でいっぱいでしたが、今年は暖かくてすでに初夏の初めの頃のような陽気。

 

初回説明会でいただいた種籾(たねもみ)を1週間前から水に浸しておきました。こうすると芽が出やすくなるそうです。

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水に浸した種籾。浮いた種は捨てます。この状態で、7日間涼しいところに置いておきます。

それぞれ水に浸しておいた種籾を種類ごとに集めます。今年は、コシヒカリ、ノオリン一号、古代米の赤米、黒米、緑米も育てます。発芽してしまうと、成長がバラバラになってしまうので、もみがふっくらするくらいがちょうど良いらしいですが、今年は暖かかったので、結構芽が出てしまっている人がいました。

 

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集めた種籾ちゃんたち。

田んぼは深いところだと、膝上まで泥があるところがあるので、普通の長靴では太刀打ちできません。そこで、田んぼ用の長靴というのを買ってしまいました。

item.rakuten.co.jp

高っ。そして、これがなかなか見つけるのが難しい。そもそも、最近の米農家さんも農作業が機械化が進んでいるので、こんな長靴履かないそうです。ここまで投資して、後には引けないという気負いも持って、いざ、田んぼへ。

 

田んぼ、手強いです。ぬかるみ歩くって、こんなに大変なんですね。もう、一歩一歩を大根抜くみたいに脚を手で引っ張りながら進む感じです。確実に筋肉痛。この中で、くわを持って、苗床の高さを作っていきます。でも、なんせ泥なんで、かいてもかいても、だら〜っとなるのをめげずに高さを出していきます。

 

そして、種籾を巻いて、ぺたぺたと表面を軽く手で押して、泥を少し被せます。ここは子供達も参加させてもらいました。汚れるのが嫌いな娘はすごい嫌がっていましたが、一応ぺたぺた。一年かけて泥嫌いを克服してくれ。

 

その後、竹で苗床の上にアーチを作り、ビニールシートを被せて出来上がり。写真撮るの忘れてた。というか、泥との格闘で、そのころは写真どころじゃなかった。残念。

 

次回は、5月、田おこし・代掻きと苗取り・田植えの2回にわけてやるそうです。

ガチのビオトープでコメづくりに参加しました。

我が家はギリギリ東京通勤圏内なのですが、少し下るともう本当に田舎です。そんな実家近くにある谷津田で今年はコメづくりに参加しています。谷津田って、地名かと思いがちですが、谷津(台地に谷が入り込む地形)にある田んぼということらしいです。私も初めて知りました。

 

谷津田とは何かについては、こちらご参照ください。

谷津田とは? | 認定NPO法人 アサザ基金

 

この谷津田、畦や用水路には希少種となった生き物たちがいっぱい住んでします。今日は、シュレーゲルアオガエルの卵やカエルさんが、メダカ、ニホンザリガニ、どじょうなんか確認できました。先月訪れた時にあったつくしはみんなスギナになっていました。これぞ、ガチのビオトープですね。

 

ここでのコメづくりは有機栽培であることは当然ですが、機械をほとんど使わず、田んぼやその周りに住む生き物を呼び込むために米作りをしているそうです。なので、普通は冬場は田んぼの水を抜くのが普通ですが、ここではメダカちゃんなどの水に住む生き物のために水を抜かないそうです。

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ここが私たちの田んぼ。冬でも水を抜きません。

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3月の初回説明会では、春の草花が色々生えていました。

 

4月の会は、苗床作りです。これから1年間、楽しみが一つ増えました。

バックログで書いているので、もう済んじゃいましたが)