世界は意外とせまい

海外を転々としており、昨年3月からコロナ禍でミャンマーでの娘と子連れ単身赴任を終えて実家に帰ってきました。久しぶりの日本の生活、バイリンガル子育て、日本や世界の時事問題など気になることをつらつらと書いています。

子供の成長は奥深し。こどもチャレンジとの戦歴。

娘が2歳の時から始めたこどもチャレンジ。生まれてからずっと海外育ちでバイリンガル家庭にいるので、せめて少し日本語に親しんでもらおうと思って、なんとなく今まで続けています(ただいま4歳)。

 

3歳くらいまでは、もうビデオとおもちゃがメインで、本も一応読み聞かせてたけど、分かってるんだかないんだか。

 

4歳になると、寝る前の読み聞かせがきちんとルーチン化されてきてて、色々読み聞かせ用の本も買ったのに、読みたがるのはチャレンジの本のみ。まあ、いいんですけど、読まれないよりは。でも、もっと読み聞かせの長いお話を読みたいマミーとしては。チャレンジは一つ一つの項目が短いのが、日本語が拙い彼女にはちょうど良かったみたいです。

 

ただ問題は、3・4歳号になってから、毎月結構ワークの量が出てきたこと。うちの子、基本的に知的好奇心が高いとかお勉強が好きなタイプの子供ではありません。自分でワークをやりたがることはなく、たまに週末、「ワークやろうよ〜」と誘って、なんとなく遊びながらやらせていても、ひらがなと算数のワークになると「疲れた〜」って、急にやる気ダウン。私もお勉強はやる気がないのにやらせても無駄だと思っているたちなので、それほど無理にはやらせず。。。で、今まで来ています。

 

エドゥトイが増えてきて散らかるな〜、そんなに遊ばないのにと思っているので、本当は4月号からお勉強中心のコースに変えたいと思いつつ、全くワークをこなせていないので、それこそ無駄だと思って、普通のコースを続けています。

 

そしてワークが溜まって溜まって、もう6月。4月から3冊分がほぼ手付かずで残っていました。ワークシートは1冊6枚くらいあって、「1週間に一枚やったっておわんないじゃん😭」と、どうしたものかと考えていました。

 

ところが、昨日は日曜日だけどテレビを見せない約束だったので、夕方になっておもちゃに飽きて、「テレビ、テレビ〜」とせがまれて、何か代替案を提案しなくてはという必要に迫られて、ワークに誘ってみたところ、よほど退屈だったのか、喜んで乗ってきてくれました。

 

それからです。驚くことに、ものすごい集中力を見せて、寝る時間をはるか過ぎているのに、「もっとやりたい」とごねられて、結局1ヶ月分1時間以上かけて終わらせました。

 

そして、今日も寝る前に45分頑張りました。溜まってた昨年度分のワークも喜んで片付けてくれました。(疲れて寝かしつけがあっという間というおまけ付き)

 

本当に、こんなにお勉強で集中したのも初めてだし、驚きました。

 

なんで突然あのお勉強嫌いの娘氏がお勉強を楽しみ始めたのか(って、疑う私もひどいですが)。それは、もちろん、内容が分かるようになってきたのもあると思うし、チャレンジの教材自体が、シールを貼ったり、迷路や間違え探しが入っていたり、子供にとって魅力的な内容であるというのがあると思います。

 

でも、私はそれ以上に、この歳になってやっと「達成感」という感覚を学んだからなのではないかと思います。

 

そこで思い出したのが、少し前から教育やビジネスの議論で話題になっている、Grit(グリット)という概念。日本語には「やり抜く力」と訳されているみたいですね。アンジェラ・リー・ダックワースがTedTalkで紹介して一気に有名になりました。このグリット、学校や社会で成功するためにはIQだけではなく、このグリット「やり抜く力」が重要だという説で、その後の教育業界では今も盛んにGritについての研究がなされています。

 

日本語字幕版がYouTube観れるので、興味ある方は以下のリンクからどうぞ。

 

www.youtube.com

 

子供って、期待すると裏切られるけど、時々驚くような成長を見せますよね。こちらが先に諦めていたら、それを子供は敏感に感じるだろうし、今回の件、娘のグリットを見くびっていたと反省しました。

 

焦らず、でも子供の能力を信じて、ちょうど良い時にちょうど良い刺激を与えられるようにこれからも見守っていきたいと思いました。